横浜商大が再エネ100%、8カ所の営農型太陽光とPPA

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横浜商科大学は、UPDATER(アップデイター、東京都世田谷区)、小田原かなごてファーム(神奈川県小田原市)と連携して、小田原市のソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)由来電力などを全キャンパスに供給し、大学運営を100%再エネに転換する。6月6日に発表した。

小田原かなごてファームが運営する営農型太陽光発電所・8カ所が発電する電力の一部を、オフサイト型PPA(電力購入契約)方式でUPDATERが横浜商科大学に供給する。営農型太陽光由来電力で賄いきれない電力需要は、UPDATERが別途調達する神奈川県由来の再エネ電力を主に充当する。

横浜商科大学の年間電力消費量は約60万kWh(2025年度実績)。100%再エネに転換することにより年間約254tのCO2排出量を削減できる見込み。まずは全キャンパスを再エネ100%を順次移行し、その後に営農型太陽光によるPPAを開始する予定。神奈川県の大学では初の再エネ100%になるという。

今後は、UPDATERの「顔の見える電力」の仕組みを活用し、学生が小田原かなごてファームの現場を訪れ、営農型太陽光発電による農業と発電の両立を体感するフィールドプログラムの実施を構想している。電力生産者である農家と直接対話することで、エネルギー・農業・地域経済のつながりを「商学の視点」で考察する実践的な学びの場を創出するとしている。

小田原かなごてファームが運営する営農型太陽光発電所は以下の通り。

1号機は、太陽光パネル出力が15.12kW、連系出力が11.96kW、予想年間発電量が1万8144kWh。面積は約100坪で、作付け作物はサツマイモ。2016年11月に竣工した。

2号機は、パネル出力が58.24kW、連系出力が38.5kW、予想年間発電量が9万8400kWh。面積は約360坪で、作付け作物はコメ。2019年5月に竣工した。

3号機は、パネル出力が77.8kW、連系出力が49.5kW、予想年間発電量が9万3360kWh。面積は510坪で、作付け作物はハッカ、ラベンダー、タマネギ、大豆、落花生、サツマイモ、サトイモ、菜の花。2021年2月に竣工した。

4号機は、パネル出力が40.94kW、連系出力が38.5kW、予想年間発電量が4万8400kWh。面積は約240坪で、作付け作物はミカン。2021年10月に竣工した。

5号機は、パネル出力が97.9kW、連系出力が49.5kW、予想年間発電量が11万7360kWh。面積は約700坪で、作付け作物はミカン。2022年2月に竣工した。

6号機は、パネル出力が60.6kW、連系出力が49.5kW、予想年間発電量が7万2720kWh。面積は約250坪で、作付け作物はミカン。2024年2月に竣工した。

7号機は、パネル出力が121kW、連系出力が49.5kW、予想年間発電量が14万5200kWh。面積は約1100坪で、作付け作物はコメ。2025年1月に竣工した。

8号機は、パネル出力が59.52kW、連系出力が39.6kW。面積は約300坪で、作付け作物はコメ(陸稲)、ヒマワリ。2026年1月に竣工した。

ソーラーシェアリング5号機(完成時)