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2025年03月19日
テーマ:街づくり
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昨日、松田町再生可能エネルギー協議会が開催されました。

(写真は過去の委員会の様子)

委員なので伺いました。

温暖化対策実行計画(事務事業編)の審議でしたが、パブコメがわずかに二件しかなく、実質的な中身の話ではなく、誤字脱字の指摘と、松田町にはちょっと適用できない内容でした。

パブコメが二件しかないというのは、本当にレベルが低いというか意識が低いというか、お任せ民主主義の最たるもので、これからの難しい局面の地方自治、松田町の状況も踏まえると非常に暗澹たる思いを持つにいたります。

私からは2030年までに50%削減はあまりに現実的な数字で夢がないので、それで承知しろと言われてもにわかには承知できないと最後まで粘りまして

一応、落としどころで

50%ではいくが、情勢の変化に応じて、目標値を適宜見直していく

という付帯条項を付けることを条件に承認しました。

まさに、政治的な決着です。これも合意形成では必要なことです。

率直行って、この計画は「夢がない」

この計画を遂行することで

どんな生き生きとした地域が生まれるのか?

そこに住む住民がどういう恩恵を享受できるのか?(松田町再エネ条例に記載の「地域エネルギー享受権」の精神がどう担保されるのか?という視点)

もっと言えば、住民の生活がどれだけよくなるのか?

住民にとってどんなメリットがあるのか?

そーいうことが非常にわかりにくいことは指摘しました。

二酸化炭素の排出を削減するには

1、再エネ電力への切り替え

2、徹底した省エネ

3、電気自動車の推進

4、電源開発(太陽光発電などの)

この4つをやっていく以外にないのです。

ですから、そのくらいわかりやすく書いておけばよろしいのです。住民向けに対しては。

そのうえで、地元で作った電気をオフサイトPPAの形で松田町の住民に利用する仕組み、これは小田原かなごてファームが環境省の補助金を獲得して小田原市曾比の営農型発電の電気をスプラボという松田町の公共施設(昔の松田土木事務所)に提供しているような事例をもっともっと松田町で増やせばいいのです。

こーいう、先進的なことをやっている、ということを松田町はほとんどメッセージとして出していない。出していなくて、町民にやれと言われても出来ないのです。そこをどうやるか?なのです。

つまり、ここでいう、1と4を組合わせる松田町版のパッケージをどう作ることが出来るのか?問われているのです。

それ以外にも根本委員がいいことを言っていました。

単なる儲けだけではなく、ある施策を通じて、どういう地域や町となればいいのか?こういうことをやるために僕たちはやっているというやりがいがあれば、儲けてなくても、何とかギリギリのところで頑張れる

という趣旨のことを言っていました。

私流にいえば「推譲」の精神です。

松田町にこういう素晴らしい考えを持った人が、一生懸命、持続可能な未来の子どもたちの社会のためにも、ひょっとすると根本さんは、そういうことよりも自分たちがそういうライフスタイルを送ることが楽しいと感じるからやっているような気もしますが、

そういうマインドを持っているということを多くの松田っ子に伝えていく努力をしなければならないのではないか?ということを伝えました。

 

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